渋谷にプラネタリウムがあるのをご存知だろうか?
雄大な宇宙に想いを馳せられる、プラネタリウム。
宇宙好きとしては、その存在を知ってテンションが上がってしまった!
しかも、渋谷駅から徒歩10分程度で着く!
公営のため、大人は600円、子供は300円という価格で40分間鑑賞できる!
平日は13時〜20時の間に4回、土日は11時〜20時の間に9回開催される!
予約が埋まりきっていることはあまりなさそうだ。
立地、価格、回数など、ハードルが低くて行きやすそうだ!
だけじゃない。
プラネタリウム自体の良さも際立っていたので、ご紹介したい。
星空解説員が声優のよう!
コスモプラネタリウム渋谷では、星空解説員が40分間ずっと解説してくれる!
他のプラネタリウムはというと、音声込みの映像がプラネタリウムに投影される。
星空解説員なんて人はおらず、映像を流す、というのがよくある形だ。
それが、ここには星空解説員がいるのだ!
落ち着いた美声で内容理解に誘ってくれる。
音楽付きではあるが、プラネタリウム版のパワポみたいで、星空解説員の技量が試される!
解説はとてもわかりやすく、スッと入ってくる!
暗く、リクライニングチェアという、睡魔に分がありそうな中で、全く眠くならない!
観客は「へー」とか「おー」と感嘆する機会が多く、星空解説員はいいテンポで呼応するのだ。
映像を鑑賞するというよりライブ感があり、皆で空間を楽しんでいる雰囲気が良かった。
内容
内容は2部制となっていた。
第1部:渋谷の星空解説
第2部:ヨハネス・ケプラーの日記〜天文学の新しい扉〜
第1部では、渋谷という大都市からでも見える星々の紹介がなされた。
一般に、地上の光が強いと空の星はあまり見えない。
しかし、ここはプラネタリウム。
大都会の光を消したら、満点の星々が瞬いていた。
・金星と火星が意外と近いこと
・北斗七星から北極点の位置を探す方法
・渋谷から見える星座
など、実際に見ての説明なので、わかりやすい!
壮大な宇宙を少しローカルに捉えていて面白かったw
次に第2部。
ヨハネス・ケプラーという、ドイツの天文学者について!
彼の日記をもとに、「ケプラーの法則」に至るまでを辿った!
「ケプラーの法則」とは、天体の運行法則についての法則だ。
この法則が後世にの天文学に与えた影響から、「近代天文学の父」と呼ばれるケプラー。
意外と順風満帆ではなく、師・ティコとの関係が微妙だったりして、人間味を感じた。
16世紀当時、天動説、地動説と人々の宇宙観がうごめく中、宇宙の真理に挑戦した人間のドラマを見た。
第1部、第2部ともに内容は洗練されており、星空解説員の素晴らしさも光った。
商業性よりも、知識に飢えた観客への価値提供が主眼にあるような気がする。
例えると、民放とNHKの違いか。
施設
施設は新しく、清潔だった!
建物内外にオブジェた展示物が飾られており目が楽しい!
プラネタリウムの待合室も星座やカラフルな傘などデザイン性が高く、テンション上がる!
観客は、友人・恋人・子連れなど、若い世代も多い印象だった。
みんなが来たくなるような、ポップな施設である。
そして、プラネタリウム内はリクライニングチェアなのである。
ふかふかで、宇宙を見上げる最高の角度であった。
また、この施設内ではないが、徒歩1分のところにSUBWAYがあり、すぐにサンドウィッチを調達できる。
プラネタリウム開始まで少し時間ある時に、寄ってみるのもいいかもしれない。
今日の波乗り
星空解説員の、落ち着いた美しい声、ライブ感がとても好きだった!
星空解説員は10名ほどいて、公演毎に変わる。
コスモプラネタリウム、満足感でほっこりした!