石垣島と言えば青い海、広い空の下でサンシャインを全身に浴び、大自然を堪能する観光イメージがある。
それはオンシーズンの夏の話。
石垣島って降水確率高いからね!
横殴りの雨、吹きつける風に、冬は身体は徐々に冷えてしまう。
12月から1月にかけては、例年ほとんど太陽を見ることはできないそうだ。
そんな中、暑さにも寒さにも左右されない、素晴らしい地下空間についてご紹介する。
石垣島鍾乳洞
雨の日最強の味方、鍾乳洞である
看板には「サンゴ礁から生まれた日本一美しい鍾乳洞」とある。
また別の看板には「昔は海だった有名な鍾乳洞 新洞発見で世界初の洞内イルミネーション」とある。
以前海底にあったものが隆起して現在の状態になったとのことなので、海らしさがあるのかもしれない。
期待ができる!
チケットを買って、鍾乳洞の入り口へ。
ここに至るまでにパイナップルやグァバ、マンゴーなどが植えられており、南国の植生ではないか!
この亜熱帯に来た感に、テンションが上がる。
石垣島鍾乳洞の入り口へ。
中にはオオゴマダラという蝶の、金色に光るサナギが展示されていた。
成虫が飼育されているスペースもあったが、1匹も見当たらない。
その原因はこの網戸の穴ではないかと思うが、定かではない。
他にも体長20cm程もあるヤシガニもいた
夜行性で昼間は寝ているため動かない。
石垣島鍾乳洞の特徴
全長3200mで、全国7位の長さ!
うち660m見ることが出来る。
日本最南端の観光鍾乳洞で、石筍の数は日本一。
化石も見つかるらしい。
いざ中へ!
というところで南国感たっぷりの温室がお出迎え。
鍾乳洞の中へ入るというのに、気温は外よりぐっと暖かく、モワッとする。
なんか花から気持ち悪いのが出てる!
鍾乳洞に入る直前だというのに、亜熱帯の植物が気になるw
鍾乳洞の中
中に入ると、そこはもう、鍾乳洞であった。
いろいろな形の鍾乳石があり、独特な造形美を放っている。
そして、その鍾乳洞について、ちょうど良く看板が説明を記してくれている。
写真が見えないw
フローストーンてどんな形をしているんだろう?w
カーテンとつらら石は見なくてもわかるけどなぁww
少し進むとキラキラ光る鍾乳石があるという。
確かに反射で光っている。
これは炭酸カルシウム内の何とかという成分がそうさせるのだという。
それにしても、鍾乳石は長い時をかけて大きくなるというが、ここは人工の道の上にもう石筍ができ始めている。
だてに日本一の石筍数を誇っているわけではないのだな。
石筍なんてもはや見渡す限り無数にあるようだが、もしかするとそれを1本1本数えた人がいるのでは・・・
誰か大変な仕事をしたに違いない!
しばらく進んだところに「鍾乳洞の生物」についての看板があった。
こっちは写真でわかる。
ちょっと気持ち悪めの姿がしっかり伝わってくる。
結構いろんな種類の生き物いるじゃんw
あんまり見かけたくない奴らがの存在が知れてしまったw
さっきの看板はあまり何も伝えてはくれなかったのにw
また、鍾乳洞内で全国唯一の水琴窟(水琴窟)がここにある。
水琴窟とは、地中の瓶(かめ)に落ちる水が、琴の音のように響く仕掛け!
ここでは、鍾乳石から落ちる水が洞内に響くのだ!
「愛の調べ」というネーミング。
上手い、「愛の調べ」なんて言われたらもうそうとしか聞こえなくなってくる。
センスを感じる!
中盤から後半に差し掛かった時、メインディッシュとも言える空間となった。
イルミネーショーン!!!
色が変わって美しい。
伊達に世界初の洞内イルミネーションを名乗っていない。
イルミネーションまでの道すがら、一眼レフで写真撮影してくれるスタッフさんがいて、必ず撮影する事になる。
そして鮮やかなイルミネーションを見終わったときには現像されており、写真を買わないかと話を持ちかけられる。
1枚1000円いくらかだが、言葉がたくみでつい欲しくなってしまう。
今回はブレていたので買わなかったが、あの商売上手には学ぶところがあるとすら思った。
その、観光客の心をつかむののうまさは他にも随所で感じた。
例えばこちら
落ちてたまるか!(受験石)
鍾乳石トトロ
また、なぜかほとんどなかった場内アナウンスが、終盤でコウモリ推しになった。
ここから先の空間におりますコウモリの群れは、皆様のご来場を心よりお待ちしておりました
この一帯にあります黒い土のようなものはコウモリのフンでございます。
よくご覧くださいませ。
コウモリが極めて近くにいるアピールが3回ぐらいなされ、インディージョーンズのような覚悟が必要となった。
1匹も見つからなかったが、それでよかったと思った。
また、かつては海の中だったこともあり、その片鱗を感じた。
シャコ貝の化石
海底のような風景
なんとなく、この中をアリエルが泳いでいても納得してしまいそうだ。
洞内は、こんな感じで終了!
外に出ると・・・
外に出ると、まだ横殴りの雨が降っていた。
2023年1月の石垣島は平均風速5.4と、風が強い!(1月の東京は平均風速2.4)
風速5は、自転車に乗っているとき受けるくらいの風らしい。
今日の波乗り
雨の日も天候に左右されない鍾乳洞探検!
しっかり整備されているのに、なぜか冒険心がくすぐられたw
洞内の生き物の存在を匂わせていたからかなw
いずれにせよ、綺麗で楽しかったのでおすすめです!